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省エネ住宅の種類

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省エネ住宅の種類

省エネ住宅の種類

2023/01/25

住宅の「省エネ」は、外皮性能、一次エネルギー消費量が省エネルギー基準をクリアしているかで判断します。

現在ある基準は等級1~4に分けられていた基準に2022年から等級5.6.7が追加され、省エネ住宅の目指すべき基準が引き上げられました。

2022年までは最高基準であった省エネ等級4が2025年には最低基準となり、それ以下の基準では建築不可となる予定です。

一言に「省エネ住宅」と言ってもいくつかの種類があります。今回は省エネ住宅の種類とその内容についてみていきましょう。

ZEH(ゼッチ)

ZEHとは、(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)のことで、省エネと創エネを組み合わせた住宅です。
高度の省エネルギー性能と、太陽光発電等による創エネで一年間のエネルギーの収支がおおむねゼロになることを目指します。
高断熱であり、ほとんどのエネルギーを自家消費により完結するため光熱費の大幅な削減が期待できます。
また、創エネはしていなくても省エネルギー性能においてZEH水準と呼ぶ住宅もあります。ZEHにするには認定を取得する必要がありますが、ZEH水準住宅は認定取得まではしていない数字だけで見た呼び名となります。ZEHを利用した補助金などを使用する際は、認定取得が必要となります。

LCCM

LCCMとは、(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)のことです。
ZEH住宅は、入居中の省エネ・創エネを目指すものですが、LCCMは、建設時、入居中、廃棄時までの期間でCO2の収支をマイナスにする住宅を指します。
建材を国内生産のものを使用して搬入時のCO2削減、といったような形で住宅に関わる全てにおいてエコになります。
ZEH同様に光熱費削減ができるだけでなく、より地球にやさしい住宅と言えるでしょう。

低炭素住宅

低炭素住宅とは、エコ街法によって規定された省エネ基準を満たした住宅のことです。
先に述べた2つと比べれば、省エネに特化した住宅と言えます。
同じような基準が設けられたものに、「性能向上計画認定住宅」というものがあります。
低炭素住宅については認定を取れる地域が限られており、取得できない場合があるのでそういったときにはこちらの認定を目指してみるのもいいかもしれません。

長期優良住宅

長期優良住宅とは、その名の通りに長く良く住まうことを目指す住宅です。
上記3つと同じように省エネルギー性に優れていることはもちろん、耐震性能や維持保全についても認定基準があります。
決められた期間で維持保全」についての報告を提出する必要がありますが、汚水の配管方法や床下、小屋裏の点検方法まで細部まで基準をクリアしたものなので、光熱費が抑えられるのとともに地震にも強く、経年劣化にも安心な住宅となります。

省エネ住宅には様々なものがありますが、どれも認定費用や性能を上げるための費用などがかかります。

建築時の費用は増してしまいますが、住み始めてからの費用、健康、さらには物件をいつか手放すとなったときにも認定を取得していることは利点となります。ZEH水準を満たしていない住宅は2025年、2030年には価値がなくなってしまうといわれるほどです。

住宅のその後までを考えた省エネという選択を考えてみませんか。

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